CLANNADの一ノ瀬ことみのお父さんがノーベル賞?!

にゅーあきばどっとこむでそんな感じの記事を見てびっくりしたのですが、
ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎教授は、CLANNAD一ノ瀬ことみ(CV:能登麻美子)のお父さん一ノ瀬鴻太朗教授のモデルになった人」らしいですね。
なんでも「ことみ」のお父さん一ノ瀬鴻太朗教授の理論「世界は琴に満ちている。」
南部先生の理論は「世界は弦で出来ている。」
とか。まあ僕はCLANNADを数話で切ったので良く分かりませんが・・・確かに前にニコにあがってるのを見た回のタイトルが「Theory of Everything」・・・つまり「万物の理論」だったので。そっちの方面の話だろうとは思っていました。ロマンのある話なのでSFとかの創作物で使われてもしかたありませんね。
ただ本当に南部先生がモデルなのかは闇の中ですけどね。
南部先生が「世界は弦で出来ている。」と言ったかどうかもまゆつばもの(↑に言ったとは書いてないし)。「Newton」かなんかの雑誌から引っ張ってきたんじゃないでしょうか。
ちなみに「Theory of Everything」は昔、NHKアインシュタイン特集をやっていたときに、一緒に放送されていたM理論の番組で出てきましたね。名前は忘れましたが、ポルチンスキーか誰か(ウィッテンかな)の集中講義の名前が「Theory of Everything」だったような。それを見たマイケル・グリーンが集中講義に参加したとか言ってたような・・・まあ何年か前の話なんでね。ニコにあがってるかもしれませんが。
そういえば今更ですが、今年のノーベル物理学賞に日本人の先生が受賞したのを知ったのはこの記事だったんですよね(^_^;)
三人とも有名な方ですが、特に南部先生は漸く取りました!って感じですね。
正直もう取れないだろうと思っていました。
なぜなら2004年、Gross、Politzer、WilczekがAsymptotic Freedom and Quantum ChromoDynamicsでノーベル物理学賞で受賞したときの「Advanced information」の『Spontaneous Symmetry Breaking』の節に次の一文があるんです(←検索にかかるといやなので訳しません)。

Nambu’s field theory had all the relevant details of the correct theory , but it was perhaps too early and the focus was on other problems at the time. (南部の場の理論は正しかったがおそらく早すぎた、そして理論の(世界の研究の?)焦点が当時他の問題にあった。)

これはもう、南部先生は取れないと言っている様なもんですよね(^_^;)
ノーベル賞受賞の秘訣は長寿といわれますが、これでは長生きしても( ┰_┰)って思ってました。
アインシュタインも先を行き過ぎて相対性理論ノーベル賞が取れなかったんですよね(光電効果で取ったんです)。
でも南部先生はまさにそのSpontaneous Symmetry Breakingでノーベル賞を取ったんです。よかったです。←CLANNADのモデルらしいハド○ンのひもではないです。それでは取れないでしょうさすがに。

ちなみにこの話は2005年の3月、某学会のシンポジウムで聴きました。